殺意と炎天下の純情

吐いて捨てるほどの

 

 

 

特に何もない

 

取り立てて書く様なことはない

 

ここに書くことがないというだけかもしれない

毎日変わらずに生きている

 

教室も空もあまり変わらない明度と彩度で

友達のくれたグミだけが明るく光彩を放っていた気がする

気がする

 

甘い水のペットボトル

こびりついた口紅

美しい女性の瞼に塗られた

グリッターを眺めていた