殺意と炎天下の純情

吐いて捨てるほどの

電球

 

 

 

だれのことも信じない生活

そうしていたら だれも信じられなくなった

 

好きなものがたくさんあった

嫌いなものは、見ないふりをした

そうしていたら、どっちもわからなくなった

 

病気になって 歩けなくなって

そうして牛乳と一緒に膿を啜った

 

2人でいるには遠すぎて 1人でいるには近すぎた

許されることを許されて 許せなくなってしまった

 

青い水槽 なにもいない 切れた電球は 見つからなかった