殺意と炎天下の純情

吐いて捨てるほどの

2022-01-01から1年間の記事一覧

他人はくだらないと思うだろうが、自分にとっては重大なことがたくさんある 自分でも馬鹿馬鹿しいと知っていても どうにもこうにもいかないことがある いろんなことを考えすぎたせいで 馬鹿になってしまったみたいで 元々自分が馬鹿なことは知っているけど …

なんだか言いたいこともなくなってきてしまった いや、言いたいことはたくさんあって、 でもそれが声に出す前に霞になって散ってしまう 多分そういうこと 散り散りに 吐くまで飲んで終電に駆け込むお兄さんとか 真っ黒な服を着たおじさんしかいない朝とか 気…

そこそこに、 いろんなものを失ってきたと思う 怖くなって怖くなって怖くなって もう何も失くしたくなくて なにもない場所にずっといる いつか壊れるのは形のあるものだけじゃない もう、あたしも結構ぼろぼろだし 大事にしてたものが壊れるのはつらい 時間…

あたしもしかしたら、一緒に血塗れになりながら地獄を這いずり回ってくれる人が欲しいのかも

まだまだあたしはガキで 自分以外の全てのことに責任を持てない 悲しくて泣いたり 怒って泣いたり 嬉しくて言葉を無くしたり さみしくて俯いたり 大人になるってどういうことなのかあんまりわかってない わかってないままここまできてしまった 思い出ってあ…

先日、友人たちと海へ行った ふらっと観に行くことはあっても、 本気で遊ぶことなんて、今はもう無いみたいな記憶の中にほんのり、あるような気がするくらい遠い思い出 いざ着いてみると、明らかに自分が「外で遊ばない人」の風貌をしていて、浮いているよう…

6秒で忘れられる怒りなら最初から抱えない 霞みたいに溶けて消えてくれるなら最初から無いようなものだよ 思い出せてしまうだろ 脚が震えて凍るような憤りを抱え続けてる 呪いの単位はそれぞれだけど 大きさは全部同じ 許さない、許さないと思い続けてる 祈…

水の流動性 雲のない夜の静観性 花の威風凛然 揺り篭 水筒 灰皿 洗面器 そういう受容性 水槽の中の水はそこに何も居なければ空間を空間として埋める 包む 抱擁 そういうような 透明な密度がある

紫陽花の青色って他の花よりちょっとだけ特別 どうしてかはあんまりわからないんだけど 単純に紫陽花が好きなんだろうとは思う でも1番かと言われると難しいな 1番好きな花って思いつかない よく見ないと見つからないちいさな花でも 大きく顔を上げた煌びや…

普通で平凡な幸せな生活がしたかった 目を塞いで見えない振りをしているだけで 聞こえない振りをしているだけで 知らない振りをしているだけで 本当は全然普通じゃない 何もかもが普通じゃない 普通で平凡でそれでもそこそこに満足のいく生活というものが 本…

ほのかに吐き気のするような感覚の 呼吸のし辛さが襲う時が今でもある 毎日元気100倍でいられないとはわかってても というか24時間365日1分1秒を元気100倍勇気100%でいられるのならそっちの方が恐ろしさ的には上なのだと思うけど 岩山の陰から海に落ちてしま…

僕が僕であることに ただ一つの絶対を与えてあげるとすれば どの道を通ってきたかだと思う

ephemera

一枚だけの印刷物 役割を終えたら捨てられるもの 1日しか存在しえないもの 短命な虫、花 または短命であることそれそのもの すぐに役目を終えるものでも産まれる瞬間の息吹があると思う。 そういうものが蠢く瞬間っていうのは、 ものを書いている、描いてい…

記憶録

もう、昔のように消えていなくなりたいとか死んでしまいたいと思うことは無くなったけど、 それでも私の中には「死ぬこと」に対するあの頃の気持ちはあまり変わっていないように思う ひとつだけ残っている救いだったし、 でも怖くて怖くて仕方なかった 死に…

本格的に眠れない夜、というのがごくごく稀にあって 寝過ぎとか、不安なことがあるとか、栄養が取れてないとか、運動不足とか、そういうのじゃなく、唐突にやってくるもので 得体の知れない結果だけを目の当たりにしたとき、原因がわからないもしくは原因は…

散る桜は次に咲く花たちへの合図

すこしくすぐったい風が吹いて、これから芽吹く草木の予感が舞い込んだ 温かい、ってどんな感覚だったかなと思い出して 伸びた爪の先まで花弁をちらつかせている バタバタと過ぎていく時間に ひとときの安らぎがほしくて泣きたい よく聞こえない声がする 耳…