2017-04-04 サイド 気づけば季節は変わったようなふうに 夕暮れの惑わいが髪の黒い部分に刺さって抜けない 指紋の付いたメガネ 見えないように 見ないように 翳って移ろった校舎の非常灯 なんだって そうだって などをして息をしている していた アップデートをしていない 過ぎてしまうことに叫んで 割いて ただの ただ そうしていた