殺意と炎天下の純情

吐いて捨てるほどの

知らない夢の書き置き

 

夢の中の私が寝て起きる度に家が変わっている

 

往復する2つの家の廊下どちらにも飾ってある謎の「手の上に花が乗っているように見える写真」が、

夢から覚めるたびに朽ちていく(夢の中では四、五回ほど寝て起きていた)

 

段々と朽ちていくその写真が禍々しく負の様相になっていく (顔に見えてくる、みたいな)

 

それに対して怖がる私が夢の中の母に伝えるが、「お前が異常」と言わんばかりに家族は気にせず、あしらわれてしまう

その間にも写真はどんどん朽ちて禍々しくなり、次第に「部屋」自体にも違和感を覚え始める

 

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っていう、全く記憶に残ってない夢のメモが出てきて、ぞっとしている。

去年の秋頃のメモのようだけど、本当に記憶がなく見つけた時にはホラー映画でも観てるのかと思った。

でも、不思議なことに、記憶がないな?いつ観たんだろ…と、何回か読み返しているうちに、段々と「あ、観たかも?」という気持ちになってくる。

そうしているうちに、なんとなく、その絵のぼんやりとした形を思い出してくる。これが一番怖い。