殺意と炎天下の純情

吐いて捨てるほどの

 

 

そこそこに、

いろんなものを失ってきたと思う

怖くなって怖くなって怖くなって

もう何も失くしたくなくて

なにもない場所にずっといる

いつか壊れるのは形のあるものだけじゃない

もう、あたしも結構ぼろぼろだし

 

大事にしてたものが壊れるのはつらい

時間が経てば大丈夫になるなんて言われて

いっこも大丈夫じゃないままここにいる

全部が呪いで、その呪いから抜け出せない

 

どうせ、きっと、所詮、結局は

 

抜け出そうとも思ってない

後が怖いから

何倍にも膨れ上がって、きっとあたしもう何も

本当に信じられなくなるから

 

もしかしたら、いつか、

なにか、ひとつだけ、

自分以外のなにかを、

信じることができるかもしれないっていう

蜘蛛の糸みたいになってしまった希望を、

見えてないけどきっとどこかにあるかもしれない

可能性の可能性を、

雨風に消えかけてる蝋燭の火みたいだけど

まだ護れてる?

 

こんなふうになりたいとは

思っていなかったのにな