殺意と炎天下の純情

吐いて捨てるほどの

かみさま

 

 

神様は 群衆の中に人間の形をして潜んでいる

神様は そうして人の形をしているけれど

本当は何でもない何の形もしていない小さな灯りみたいなものだろう

人としてその神様は愛されるけれど

本当は遠く遠くからたくさんを見つめている

人として愛される神様は

神様としてたくさんを見守ってる

だからたくさんの神様がいる

いいんだよ 神様だから 

わたしにもあなたがいる