殺意と炎天下の純情

吐いて捨てるほどの

破壊と侵食

 



ふと寂しいなと思うことがある

なにがなのかはわからなくて ただ漠然とした消失感を抱いているだけなのだ いつも通り

得るものは、怖い
失うことは、そこまで慣れていない

それでも思い返すと手放したものや手放されたものがあるのには間違いなくて、慣れていないと思うにしても多少の経験値としては残っているんだろう

なくしたものを「なくした」と認識するようになったのはいつからだろう

わからないけど、あの時かもしれないし あの時かもしれない

失っても大した痛手ではなかったのかもしれない

よくものをなくすから、無くしても良いものを持ちたいと思っていた

そういうことで、つまりはそういうものをなくすことは怖いのだ


なんだってそうだし、いつになったってそうだ